白杖を使用しているときに、パイプ端のシャープエッジによりゴム紐に亀裂が入り、そのうちにゴム紐が切断してしまう事があります。例えば以下のようなケースです。
A. 軽金属製パイプが使用されているときに、見られる事があった。
⇒ シャープエッジとなる材質製のパイプは、避けた方が良い。
B. 石突きの樹脂が、摩耗により穴が開き、ゴム紐が地面との接触摩擦により切断する事があった。
⇒ 摩耗しにくい材質を選定した方が良い。
A 折り畳み白杖のインナーパイプとアウターパイプの間で、金属がさび付いて抜けなくなる事があった。
⇒ 金属製を避けた方が良い。
B. インナーパイプとアウターパイプの隙間が狭くなってしまって、抜け難くなった事があった。
⇒ インナーパイプの表面を軽く紙やすりで研磨する。
C. ゴム紐が短かすぎて、ゴム紐を引っ張って抜くのに困難であることがあった。
⇒ 丁度良い引っ張りとなるようにゴム紐の長さが調節されているが、強いと感じたら、適度に長さ調節を行う。
D. インナーパイプがアウターパイプ側に潜り込んで、引き延ばせなくなる事があった。
⇒ アウターパイプ内面に溝加工して、インナーパイプを接着(実用案)
⇒ MyCaneの2番目の特徴
A. 石突きが摩耗して、ゴム紐が見えてきて、路面情報の入手が困難になる。
⇒ 石突きの削れ状況をチェックして、定期的に交換する。また、摩耗しにくい石突きを使用する。
B. アウターパイプの内側が、インナーパイプによる擦過摩耗により削れて、両パイプ間の隙間が大きくなり、ガタツキが発生して、路面情報の入手が困難になる。
⇒ ガタツキが大きくなったら、交換する。
⇒ インナーパイプに特殊樹脂層をコーティングしてある当社独自の白杖を使用する。
⇒ MyCane®の3番目の特徴